F1日本GP

ミハエル=シューマッハーの総合優勝が決まっていることもあり、
フジテレビの放送は佐藤に集中していましたね。
実際、表彰台は充分に狙える実力を佐藤もチームも持っているので、
その点は気にならないのですが…
F1はレース中のガソリン給油を義務づけたあたりから、面白みが薄くなったように思います。
その後も様々なルール変更はありましたが、現在のような、
ピット戦術次第で順位が決まる仕組みは、給油義務づけあたりから顕著になったように思うのです。
チームとすれば、接触リタイアしかねないオーバーテイクは、リスクが高いわけです。
ならば、誰もが必ず行うピット作業で「安全」に順位を上げようと思うのが当然でしょう。
結果、レースで最もエキサイティングなオーバーテイクシーンが少なくなり、
レースが面白くなくなった、という指摘は、解説者もしばしばします。
であるならば、テレビ局はもっと中継方法を考えたらどうかと、私は思うのです。
首位のマシーンが走行している映像をダラダラ流すだけでなく、
ピット戦略の予測でもしてはどうでしょうか?
各ドライバーが持つであろうガソリン残量は、1回目のピットインである程度予測できるはずです。
そこから、次のピット戦略が読めてきます。
そうなれば、ライバル同士の戦略を比較したり、
次のピットイン後のポジションなどもはじけると思うのです。
つまり、ドライバーに焦点を集めていた中継から、チームに焦点を集める中継にするのです。
ちょっと、考え方がアメフトっぽいですかね(笑)。
F1の中心がアメリカにあれば、中継はそういう方向に進むんじゃないですかね。
実際には、ヨーロッパにありますので、こういう緻密さは似合いそうにないですが。


それにしても、「F1キャスター」の名をいただく、永井大山田優の両氏。
来年も、続投するんでしょうか? 
今日の番組冒頭、小学生の卒業式みたいな朗読には苦笑せざるを得ませんでした。
最後には「締めくくりの言葉」なる意味深な発言もしていましたので、今年限りですかね。
去年は実況中にも頻繁に発言していた二人ですが、今年は、スポット的な発言にとどまりました。
そりゃあそうでしょう。
バトンに話題が飛ぶ度に山田氏が引っ張り出されては、視聴者も山田氏も迷惑でしょう。
永井氏は、ドラマ「ああ探偵事務所」でコミカルな演技を披露。新境地を開きました。
山田氏もモデルとして紹介される機会が増えてきたように思います。
これ以上、「F1キャスター」というとんちんかんなポジションから離脱しても良いのではないでしょうか?